受信 MPLS パケットの TTL 処理
このフローチャートで図 1は、受信 MPLS パケットの TTL 処理について説明します。輸送 LSR または送信の管理では MPLS、1つまたは複数のラベルをポップし、1つ以上のラベルをプッシュできます。パケットの受信 TTL は、設定された TTL 処理トンネルモデルによって決定されます。
以下の条件がすべて満たされると、受信 TTL は、即時内部ヘッダーの TTL 値に設定されます。
外部ラベルは、スワップされるのではなくポップされます。
TTL 処理モデルがパイプに設定されています
内部ヘッダーは MPLS または IP
これらの条件のいずれかが満たされていない場合、受信 TTL は一番外側のラベルの TTL 値に設定されます。すべての場合において、それ以上の内部ラベルの TTL 値は無視されます。
IP パケットが公開されると、MPLS によってポップ対象のすべてのラベルがポップされると、MPLS パケットが TTL のチェックを含むその他の処理のために IP に渡されます。TTL 処理のための uniform トンネルモデルが有効になっている場合、MPLS は IP パケットの TTL 値を設定された受信 TTL 値に設定します。つまり、TTL 値は一番外側のラベルから IP パケットにコピーされます。TTL 処理のパイプモデルが有効になっている場合、IP ヘッダー内の TTL 値は変更されません。
IP パケットがラベルポップによって公開されていない場合、MPLS は TTL の検証を実行します。着信 TTL が2未満であれば、パケットはドロップされます。最も内側のパケットが IP の場合、ICMP パケットが構築されて送信されます。TTL が期限切れにならず、パケットを送信する必要がある場合、発信 TTL は送信 MPLS パケットのルールによって決定されます。
