スイッチファブリック・制御ボード(SCB)
ダイナミック・サービス・アーキテクチャの心臓部となるのが、スイッチファブリック・制御ボード(SCB)です。このSCBによって、これまではモジュールを収容するだけの筐体だったシャーシが、極めて実効性の高いメッシュ型ネットワークに姿を変えます。シャーシ内の全モジュールが広大な帯域を利用してトラフィックを流せるようになります。
ルートエンジン(RE)
ルートエンジン(RE)は、SCBの機能と高度に統合されており、このアーキテクチャのいわば中枢神経の役割を果たします。シャーシ内の制御プレーンに相当し、システム管理者が利用する総合的な管理・通信機能を担うほか、トラフィックのルーティング処理に用いるルーティングテーブルの計算処理もREの仕事です。
サービス処理カード(SPC)
RX3000サービスゲートウェイの「頭脳」となるSPC(サービス処理カード)は、本ゲートウェイ上で利用可能な全サービスを処理するよう設計されています。個々のサービスや機能ごとに専用ハードウェアを用意する必要がないため、特定のハードウェアだけが限界まで酷使されるアンバランスな状況に陥ることはありません。SPCの処理能力は、本ゲートウェイのすべてのサービスや機能のサポートに用いられます。なお、SRX3600とSRX3400の両方で共通のSPCが利用できます(注:システムを適切に機能させるには、最低でもNPCとSPCがそれぞれ1つずつ必要です)。
ネットワーク処理カード(NPC)
処理のパフォーマンスと柔軟性を最大限に引き出すため、サービスゲートウェイのSRX3000ラインは、NPC(ネットワーク処理カード)を使って送受信トラフィックを適切なSPCとIOCに分配し、QoSを適用してDoS/DDoS攻撃防御を徹底します。SRX3600は1〜3枚のNPCをサポート、SRX3400は1〜2枚のNPCをサポートします。NPCを追加することにより、パフォーマンス要件に合わせてソリューションをカスタマイズできます( 注:システムを適切に機能させるには、最低でもNPCとSPCがそれぞれ1つずつ必要です)。
IOC(I/Oカード)
SRX3000ラインは、銅線ポート、SFP(small form-factor pluggable)ポート、HA(高可用性)ポートを理想的に組み合わせており、あらゆる競合製品の中で最高水準のI/Oポート密度を実現します。 各SRX3000サービスゲートウェイには、 IOCカード(複数可)を装着でき、それぞれのIOCカードがギガビット・イーサネット・インタフェース×16(銅線または光ファイバーのギガビット・イーサネット×16)またはギガビット・イーサネット・インタフェース×20(10ギガビット・イーサネットXFP×2)をサポートします。さらにIOCカードの追加にも柔軟に対応するSRX3000は、インタフェース数と処理機能の理想的なバランスを実現できます( 注:システムを適切に機能させるには、最低でもNPCとSPCがそれぞれ1つずつ必要です)。
SRXクラスターモジュール
SRXクラスターモジュールは、SRX3600ゲートウェイにインストールして、シャーシクラスタリング用にH/A制御リンクの二重化(冗長化)を実現可能なハードウェア・モジュールです。H/AクラスターにSRX3600を導入する際、SRXクラスターモジュールは、SRX3000ラインの冗長アーキテクチャ設計を生かし、制御リンクの完全な障害回復性を確保してミッションクリティカルな環境に対応します。
| SRX3K-SPC-1-10-40 | SRX3000用サービス処理カード、1GHzプロセッサ、4GBメモリ搭載 |
| SRX3K-NPC | SSRX3000用ネットワーク処理カード |
| SRX3K-16GE-TX | SRX3000用 10/100/1000銅線CFM I/Oカード×16 |
| SRX3K-16GE-SFP | SRX3000用ギガビット・イーサネット(SFP) I/Oカード×16、トランシーバーなし |
| SRX3K-2XGE-XFP | 10ギガビット・イーサネット(XFP)I/Oカード×2、トランシーバーなし |
| SRX3K-RE-12-10 | SRX3000ライン用ルーティングエンジン、 1200MHzプロセッサ、 1GBメモリ |
| SRX3K CRM | SRX3000ライン用クラスターモジュール |